基本情報技術者試験の合格率・難易度・勉強時間
【最新データで徹底解説】

このページでは「基本情報技術者試験(FE)の合格率は?」「難しいのか?」「勉強時間はどのくらい必要か?」という疑問を、最新データをもとに解説します。 2023年4月にCBT方式へ完全移行し、科目Aと科目Bを別々の日に受験できる新形式になりました。試験の特性を正しく把握して効率よく対策しましょう。

📊 基本情報技術者試験 基本データまとめ

合格率
30〜40%
例年の目安
難易度
レベル2
IPA 4段階中2番目
未経験者の勉強時間
200〜300
時間が目安
合格基準
各600
科目A・科目B 両方必要
試験形式
80問
科目A60問+科目B20問
受験料
7,500
税込(2025年現在)

1. 基本情報技術者試験の合格率

基本情報技術者試験の合格率は例年30〜40%前後です。国家試験の中では中程度の難易度に位置しますが、ITパスポート(50〜55%)と比べると明らかに高いハードルです。

年度受験者数(概算)合格率(概算)備考
令和3年度(2021)約10万人約34%旧形式(午前・午後)
令和4年度(2022)約11万人約36%旧形式(午前・午後)
令和5年度(2023)約14万人約38%CBT新形式に移行
令和6年度(2024)約16万人約38%CBT方式定着

※ IPA公表データを基にした概算値です。最新の正確な数値はIPA公式サイトでご確認ください。

合格率から読み取れること

2. 基本情報技術者試験の難易度

IPAの試験レベル体系ではレベル2(基本レベル)に位置します。入門のITパスポート(レベル1)より上で、応用情報(レベル3)の前段階に当たります。

試験名レベル合格率プログラミング難易度感
ITパスポート(IP)レベル150〜55%なし入門
情報セキュリティマネジメント(SG)レベル250〜60%なし中級入門
基本情報技術者試験(FE)今ここレベル230〜40%あり(科目B)中級
応用情報技術者試験(AP)レベル3約25%選択(記述式)上級
FEの難易度の特徴
⚠️ 「基本」という名前に惑わされない。 基本情報技術者試験の「基本」はITエンジニアとして働くうえでの「基本的な能力」という意味であり、学習の難易度が低いわけではありません。特にプログラミング未経験者にとって科目Bは相当の壁です。

3. 必要な勉強時間(属性別の目安)

基本情報技術者試験に必要な学習時間は、プログラミング経験の有無で大きく変わります。特に科目Bのアルゴリズム対策に追加時間を見込む必要があります。

属性目安の勉強時間1日1時間なら1日2時間なら
IT未経験(文系・非IT職)200〜300時間7〜10ヶ月3〜5ヶ月
PCを日常的に使う社会人150〜200時間5〜7ヶ月2.5〜3.5ヶ月
情報系学生・IT業務経験者100〜150時間3〜5ヶ月1.5〜2.5ヶ月
プログラミング実務経験者50〜100時間2〜3ヶ月1〜1.5ヶ月
勉強時間の内訳(未経験者・200〜300時間の場合)

科目Bのアルゴリズムに時間をかけるべき理由

科目Bはプログラミング未経験者にとって最大の壁です。擬似言語で書かれたアルゴリズムを読んで動きを追う問題が20問出題されます。苦手なまま試験に臨むと600点に届かず不合格になるため、科目B対策に全体の40〜50%以上の時間を割り当てるのが現実的です。

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4. 合格基準・科目Aと科目Bの違い

2023年4月から完全CBT化した新形式では、科目Aと科目Bを別々の日に受験できます。両方で600点以上を取得することが合格条件です。

合格基準(2つとも必要)
項目科目A試験科目B試験
出題数60問20問
試験時間90分100分
出題形式4択(多肢選択式)多肢選択式(擬似言語)
出題内容IT全般の知識(基礎理論・ネットワーク・DB・セキュリティ・法規・PM等)アルゴリズム・データ構造・プログラミング(擬似言語)
合格基準600点以上(IRT方式)600点以上(IRT方式)
得点源になる分野セキュリティ・ネットワーク・過去問類似問題配列操作・再帰・探索・整列アルゴリズム

科目Aの合格基準免除制度

科目Aで700点以上を取得した場合、2年間は科目Aが免除されます。科目Bを先に受験して失敗しても、科目Aの得点が保持されるため再挑戦がしやすい仕組みです。得意なうちに科目Aで高得点を狙うのも有効な戦略です。

5. 効率的な勉強方法・推奨順序

1
科目A テキスト1冊で全体像を把握する

「キタミ式」「出るとこだけ!」などの定番テキストを1冊通読。IT基礎・ネットワーク・セキュリティ・DB・プロジェクト管理の各分野の概念を固めます。

2
科目A 過去問・サンプル問題を繰り返す

科目AはIPAが公開するサンプル問題と過去問からの流用率が高いため、繰り返し解くことが最も効率的です。間違えた問題の解説を熟読して理解を深めます。

3
科目B 擬似言語の読み方を習得する

IPAが公開する「擬似言語の説明」を熟読し、変数の動きをトレースする練習から始めます。最初はゆっくりでも正確に追えるようになることが重要です。

4
科目B 公開サンプル問題を全問解く

IPAが公開しているサンプル問題(数十問)を繰り返し演習します。配列・スタック・キュー・木構造・探索・整列などの典型アルゴリズムは必ず押さえましょう。

5
科目A 700点以上を狙って受験 → 科目B対策を継続

科目Aで700点以上取得すると2年間免除されます。科目Aに自信がついたら先に受験し、科目Bに集中する作戦が効果的です。

よく使われる教材・ツール

6. よくある質問(FAQ)

Q. 基本情報技術者試験は独学で合格できますか?

A. 可能です。ただし科目Bのアルゴリズムは独学で詰まりやすいため、わからなければYouTubeの解説動画や書籍を積極的に活用しましょう。プログラミング未経験の場合は、まずPythonなど簡単な言語を少し触れておくと理解が早まります。

Q. ITパスポートを取ってから基本情報を受けるべきですか?

A. 必須ではありませんが、ITパスポートで科目Aの基礎知識(ネットワーク・DB・セキュリティ・経営・法規)を先に習得しておくと、基本情報の科目A学習が格段に楽になります。IT未経験者にはITパスポード取得後にFEへ進むルートがおすすめです。

Q. 文系・プログラミング未経験でも合格できますか?

A. 合格実績はあります。ただし科目Bが大きなハードルで、200〜300時間以上の学習期間を見込む必要があります。まず科目Aで基礎を固め、科目Bは「擬似言語を読む練習」を地道に積み重ねることが合格への道です。

Q. 基本情報技術者試験を持っていると転職で有利になりますか?

A. IT業界への転職・就職では大きな武器になります。「プログラミングができる証明」ではありませんが、IT全般の基礎知識を持つことの証明になり、SE・エンジニア・ITコンサルタント志望者には特に評価されます。

Q. 科目Aと科目Bはどちらから受けるべきですか?

A. 科目Aから受験するのが基本です。科目AはIRT方式で700点以上を取ると2年間免除されるため、まず科目Aで高得点を狙い、その後科目Bに集中する戦略が効果的です。科目Bは対策に時間がかかるため、科目Aが免除になるほど余裕が生まれます。

Q. 何度も不合格になっている場合はどうすればいいですか?

A. まず科目Aと科目Bのどちらで点数が足りないかを分析しましょう。科目Bが原因の場合は、アルゴリズムの基礎(配列・スタック・キュー)に立ち返ることが有効です。また、過去問だけでなく科目B専用の問題集を使った演習量の増加も効果的です。

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