基本情報技術者試験 ストラテジ(経営・法務)の頻出ポイント完全解説
ストラテジは、企業の経営戦略・マーケティング・財務・法務など、ITを活用するビジネス側を学ぶ分野です。 暗記項目が多いですが、フレームワークの意味と損益分岐点の計算を押さえれば得点しやすくなります。 このページで頻出テーマを整理します。
1. 経営戦略のフレームワーク
- SWOT分析:自社の強み(Strength)・弱み(Weakness)・機会(Opportunity)・脅威(Threat)を分析
- 3C分析:顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)の視点で分析
- PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント):市場成長率と市場占有率の2軸で事業を「花形・金のなる木・問題児・負け犬」に分類
- 5フォース分析:業界の競争要因(新規参入・代替品・買い手・売り手・競合)を分析
2. マーケティング
- マーケティングミックス(4P):Product(製品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(販促)
- STP:セグメンテーション(市場細分化)・ターゲティング(標的選定)・ポジショニング(位置づけ)
4Pは「売り手側の視点」で施策を整理するフレームワークです。
3. 財務会計と損益分岐点
企業の財務状況は、貸借対照表(B/S)(資産・負債・純資産)と 損益計算書(P/L)(収益・費用・利益)で表します。
損益分岐点
損益分岐点とは、利益がちょうどゼロになる売上高のことです。計算には固定費と変動費を使います。
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 − 変動費率)
変動費率は「変動費 ÷ 売上高」で求めます。この公式は計算問題で頻出なので確実に覚えましょう。
4. 法務(知的財産・個人情報)
- 著作権:プログラムや著作物を保護。創作した時点で自動的に発生(登録不要)
- 産業財産権:特許権・実用新案権・意匠権・商標権。出願・登録が必要
- 個人情報保護法:本人の同意なく個人情報を第三者へ提供することを原則禁止
- 不正アクセス禁止法:他人のIDやパスワードを無断で使うことなどを禁止
「著作権=自動発生」「特許権など産業財産権=出願が必要」という違いは頻出です。
5. 例題で確認
問. 固定費300万円、変動費率0.4のとき、損益分岐点売上高はいくらか。
答え: 500万円。300 ÷(1−0.4)=300÷0.6=500万円。
問. 自社の強み・弱み・機会・脅威を分析するフレームワークはどれか。
答え: SWOT分析。市場成長率と占有率で事業を分類するのはPPMです。
問. 著作権の発生について正しいものはどれか。
答え: 創作した時点で自動的に発生し、登録は不要。特許権などは出願・登録が必要です。
🏢 ストラテジで実戦練習しよう!
⚔️ IT王国の勇者でストラテジ問題に挑戦
よくある質問(FAQ)
Q. フレームワークが多すぎて覚えられません。
A. 略語の各文字が何を表すか(SWOT=強み/弱み/機会/脅威 など)を1つずつ結びつけて覚えると定着します。
Q. 損益分岐点の計算が苦手です。
A. 「固定費 ÷ (1 − 変動費率)」の公式を暗記し、変動費率=変動費÷売上高で求める流れを練習しましょう。
Q. 著作権と特許権の違いは?
A. 著作権は創作時点で自動発生・登録不要、特許権などの産業財産権は出願・登録が必要、という点が大きな違いです。